なぜ飛蚊症になった?
私は目が非常に悪い。
裸眼視力だと0.1以下でコンタクトレンズをつけないと手元のスマホの文字もよく見えない。
目の悪さは小学生の高学年のころから始まったのだが、もともとは2.0の視力があり、目は良いほうだった。
ただ、大きくなるにつれて、長時間のゲームや勉強で目を酷使してしまったのか、大学の時には気が付けば視力が0.1以下の強度近視になっていた。
大学生のある日、コンタクトの調整で行った眼科の待合室に飛蚊症について書かれているポスターがあった。
「飛蚊症?なんだそれ。自分には関係ないや…」
なんて深く考えもせず、なんとなく自分には関係のない話だと考えてしまっていた。
そう、大学生の時の自分は何も考えていなかった。
社会人になって
就職した会社が毎日、パソコンの画面を見ながらする仕事のため、始業から就業までずっと画面を見続ける目をさらに酷使する環境だった。
さらに悪くなる視力。
そんなあるとき、視界の隅に半透明のミミズが現れた。
「うわぁ、なんだこれ。いろんな方向をみてもついてくる…?」
気持ち悪さを気にすればするほど、気になるコイツ。
視界の邪魔をしてくるコイツを何とかしたくてすぐに眼科へ走った。
飛蚊症ですね
医師にはすぐにそう言われた。
一応、目の検査をするとのことで瞳孔を開く目薬を差され、しばらくして眼科医にライトで目の状況を見てもらった(これがとてもまぶしくて結構辛い。この検査自体とても目に負担がかかっているのではないだろうか?といつも思う)。
特に目の中自体は問題がないとのことだった。
ただ、やはり水晶体の中にゴミがあるのでそれが影になって映っている。
生理的な飛蚊症です
医者には「病的な飛蚊症でないから心配しないで」と言われた。
飛蚊症とは…?
そもそも飛蚊症とは、
目の内部を満たす硝子体内の混濁が網膜上に影を落とすことで発生する。
混濁の原因には、生理的飛蚊症(病的ではないもので生来のもののことが多い)
https://ja.wikipedia.org/wiki/飛蚊症 より
後部硝子体剥離(病的ではないもので加齢・強度近視・打撲などによるもの)
その他(網膜裂孔、網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などの病的なもの)
などがある。強度近視の眼は飛蚊症になりやすいと言われている。
つまり、
目の中にある硝子体の中に何かしらの影が映る
ことで見えている。
視点を変えると一緒に動き、特に明るい場所で白いものや空を見た場合などによく見える。
病的なものではないといわれたけれども、やっぱり気になる「コイツ」。
何とか消せないだろうか…?
この日から不安な日々を過ごすことになった。