【悪用厳禁!!】台湾語の悪口についてまとめてみた

Posted by George on 2022/10/25
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台湾語の悪口を学ぶ意味

台湾では中国語(國語)のほかに、元々、台湾で話されていた台湾語があります。

この台湾語は、福建省南部で話されている閩南語(びんなんご)から派生し、独自の発展を遂げた言語です。

また、中国語(國語)と台湾語は、同じ台湾で話されている言葉にもかかわらず、単語や発音など全く異なり、お互いに意思疎通は不可能です(日本の方言の概念とは異なります)。

台湾語にはたくさんの悪口の言葉があります。

台湾語には台湾の文化のエッセンスがたくさん含まれていて知識を得るうえでとても重要です。

使う使わないは別にしても教養として知っておくことで、より台湾人との交流が深まるはずですよ。 

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姦(kàn)ガン 危険度★★★★☆

台湾語の悪口では最もポピュラーな語。

もともとの意味は日本語の「犯す」の意味に近く、相手をののしる言葉としてとても汚い言葉ですが、友人同士などでは軽く使われたり、日本語の「しまった~」や「くそっ」のような意味合いで使われているようです。

姦は「幹」、「淦」、「贛」、「干」とも書かれるようです。

中国の普通話(中国語)で言うと操(cao4)に値する言葉です。

英語だとF●●K。

いずれにしてもあんまり使わないほうが良いです。

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 (台北を旅行した時に見つけた落書きされた車。。大きく「幹」と書かれています。嫌な悪戯だなあと思いながら撮ってしまいました。)

姦恁娘(kàn-lín-niâ)ガンニーニャン 危険度★★★★★

意味は「お前の母親を〇す」。

娘と書いているが、台湾語では母親の意味です(華語も同じ)。

姦恁老母(kàn lín lāu-bú)ガン ニー ラオブー も同じ意味です。

老母(らおぶー)と書いてこれも母親の意味です。

また、恁娘(lín-niâ)といった簡素化したものもよく使われたりします。

中国語で言うと操你妈(cao4 ni3 ma1)と同じだと思います。

英語だったら Mother F××ker に近いです。

ただあんまり使わないほうが良いです。

というか日本人のような外国人は使わないでください(印象が悪くなります)。

 哭(khàu)カオ 危険度★★☆☆☆

台湾語の悪口としてよく聞きます。

哭の他に「靠」の字もよく書かれたりします。

意味は子供がおなかがすいてひもじくて泣き叫ぶ様子からきているそうです(下の哭枵(khàu-iau)カオヤオと同じ)。

日本語でいうと「しまった」ぐらいの意味のようです。

哭枵(khàu-iau)カオヤオ 危険度★★☆☆☆

上の哭(khàu)カオと語源は同じで子供はお腹がすくと泣き叫んでとてもうるさい事から、転じて、「うるさい」や、「黙れ」といった意味の言葉になったようです。

「靠腰」の字でも見かけることが多いかもしれません。

哭殀(khàu-iau)も発音は同じですが、こちらは意味は子供が早くに死んで悲しいということからきています。

ただ、こちらも今では意味が消えてしまって、「しまった!!」という日本語に近いかもしれません。

ただ発音が哭枵(khàu-iau)カオヤオ と同じであるため、特に意味のない別の当て字で「靠腰」と書かれることの方が多かったりするようです。

 哭爸(khàu-pē)カオ ベー 危険度★★☆☆☆

父親が死んでしまい悲しくて泣いているということから転じて、悪口になったよう。

これも「しまった」といった意味や「うるさい」、「最悪」などの意味がある。

 白目(pe̍h-ba̍k) ベーバッ 危険度★☆☆☆☆

これは、KY(空気読めない)の人に対して使う言葉です。

日本語だと「引く」に近い言葉でしょうか?

「あいつには、ほんと白目だよ~」みたいな。

中国語(國語)でも(白目 bái mù)と同じように言います。

 白痴(pe̍h-tshi) ベーチィー 危険度★★☆☆☆

読んで字のごとくではあるが、台湾ではよく使われます。

「あんた、馬鹿なの?」といった言葉です。

アタマコンクリ(頭コンクリート) 危険度★★☆☆☆

これは日本語から来た悪口です。

「頭が固い人」、「融通が利かない人」といった意味。

これに関しては特に声調はなしです。

現代の日本では使いませんが、台湾語には今でも残っている貴重な日本時代を知ることのできる単語です。

ちなみに「アタマコンクリ」以外にも「バカヤロ」も台湾で通じます。

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台湾語の発音

 台湾語の発音は8声あって、声調のマスターはとてもとても難しいです。

しかも、各声調が位置によって転調し、難易度は中国語(國語)の比でないです…(笑)

ただ、台湾を知るにあたって台湾語は避けて通れません。

台湾語を知ってこそ、台湾の神髄を知ることができると思っています。

また、機会があれば台湾語の声調や転調について書いてみようと思います。

最後までお読みくださいありがとうございました。
上記の3冊は台湾語勉強の際にとても役に立ちます!


この記事を書いた人:George

George

こんにちは!株式運用しながら数年でアッパーマス層に到着が目標で頑張っています。興味のあることどんどん記事にしていきます!!